気ままに生きるきさらぎの暮らし

ウェブリブログに書いていたものをブログタイトルを変更してお引越ししました。雑記ブログです。

胃腸炎で夜間診療など①

先週の日曜日の夜、仕事を終えてスマホを見ると、主人からLINEが来てました。

夕方のLINE、「胃が痛い」

夜、「吐いた」

なんだかこれは具合を悪くしたよう??

 

帰宅すると、主人がベッドでぐったりしていました。

何度か吐いて、下痢もしているそう。

そして「暑い、暑い」と。

しきりに気持ち悪い、胃が痛いと訴え、晩御飯なんて食べられるわけもなく。

娘とばあちゃんには先に食べててもらい、私は主人に付き添っていました。

 

何度もトイレへ通ううち、今度は寒い寒いと言いはじめて。

体温計で測るも、熱は上がるどころか低いぐらい。

そうする間もずっと気持ち悪い、胃が痛い、を繰り返す。

なぜか両足を常に震わせている。

これは寒気からとかでもなく、そうして動かしているほうが本人的にいいそうで。

 

で、一向によくなる気配もなくとても苦しそうなので、いよいよ医者に行くことにしました。

医者に行くといっても、日曜だしもうしっかり夜だし。

夜間受付しているところでないと診てもらえません。

 

とりあえずスマホで夜間診療している病院を探しますが、本人が嫌だという病院があったり、内科の先生が担当でなかったり。

都会のように病院もたくさんあるわけでもないので「すぐ行けて内科もしくは消化器科の先生のいる病院」もそうそうなく。

そんなことをしているうち、主人もよほどしんどいのか、「もうどこでもいいから早く…」って感じになってきてしまい、病院については仕事柄主人のほうが詳しいのですがもうわたしの判断で20分ほど離れた市外の病院へ電話してみることにしました。

 

症状を説明すると、看護師さんが言うには、入院のベッドが空いていないので入院もできないし、詳しい検査とかもできないが、点滴とかならできるからそれで良ければ来てくださいと。

ご本人さんとお話できますか、って看護師さんは言うのだけれど、本人はもう辛くて聞こえているのかどうなのか…なんとか返事していましたが、それはもうかなり痛みが激しいようでした。

 

さて、行き先が決まったので急いででかける支度をします。

まだ吐くといけないので、洗面器にビニール袋に新聞紙…ああ、今の時代、買い物袋有料になってるからそんなそんな都合のいいビニール袋なんて在庫ないわ…もう、勤め先の買い物袋でいいや、あ、保険証いるのか、主人の財布に入ってるからそれを持って…お薬手帳?そんなん持ってたっけ?

 

バタバタと車へ向かい、主人は後部座席に横にならせてクッションを枕にして出発。

行ったことのない病院だったので、スマホで病院を探しているときになんとなく地図を見ただけで詳しいルートまでは見ないで出発してしまったけど、そんな検索をかける時間も惜しいほど主人は苦しんでいる。

が、それが却ってよくない結果に…。

そう、夜で暗いということもあって、目的地を通り過ぎてしまったのです。

そして引き返そうと、住宅街へ迷い込み…何度も角を曲がってから目的地到着。

急ブレーキも踏んだりしたし、ただでさえ後部座席で苦しんでいる主人を、さらに苦しい目に合わせることになってしまいました…。

 

そして更に、行ったことのない病院!

そりゃ駐車場と入口の配置なんてわかりませんよ!!

夜間入口の看板を見つけたものの、その手前に物置?小さい建物が見えたのでその手前で車を停めて数十メートル主人を歩かせたら…

なーんだ!夜間入口の真ん前にも駐車場あるんやないかい!!

苦しんでる人を長い事歩かせたのに…旦那よ…申し訳ない…。

 

で、夜間入口のチャイムを鳴らして、すぐに誰か出てきてくれるのかと思ったら、とりあえず車で待機しててくださいと。

ええ!?

大変な思いしてここまで歩かせてきたのに、車に戻れと!?

 

しかし言っても仕方ないので、しんどくてへたり込んでしまった主人を夜間入口にそのままにし、急いで私だけ車へ戻って夜間入口前の駐車場まで車を移動させました。

そして車に主人を乗せて待っていると、看護師さんと男性医師が病院から出てきて、車まで歩いてきました。

 

そこで話を聞くと、本来だと1日〜2日、入院して点滴を受けてもらう治療になるのだが、今はベッドが空いておらず入院ができる状況ではない、市内の別の病院で引き受けてもらえないか電話してみるから待っていてくれとのこと。

ん?

なんか出かける前に電話したときと話違うくない?

それでもいいなら来いって言ったよね?

ってかさ、めっちゃ苦しんでるのにさ、なんの処置もしないで別の病院へ行けっていうの?

思わず「話違うな」と呟いてしまいました。

先生達も建物に入る前、こちらも車のドアを閉める前だったので、もしかしたら聞こえてたかもしれませんねー。

 

運転席に座って待機中にスマホを見ると、あ、病院から折り返し電話が来てた。

留守電が入っていて、それをきいたら、「医師から話があるので折り返し電話ください」とのこと。

そんなんあとから言われても、こっちはあわてて出かけてきてるんだから電話見る余裕なんかないよ!

スマホは音もバイブも鳴らないようにしてるので、画面を見てるときでないと着信に気づかない)

 

そしてただ市内の病院に電話しているにしては時間がかかりすぎてるな、というぐらいの時間が経ち。

これはうまくいっていないのでは?

という予測をしていると、案の定「向こうの病院は整形の先生しかいなくてやっぱり点滴するくらいしかできない」とのこと。

だからなんでもいいから即刻あんたんことでとりあえず痛み止めの点滴でもしてくれたらいいのに!

 

こんな風になんだかんだやってる間も、主人は苦しみ続けているわけです。

その車の横で、呑気に「入院できない理由」を延々と語る男性医師。

嘔吐、下痢をしている患者さんは一人部屋に入院することになるのだが、部屋が埋まっている。

ベッドが全く空いていないわけではなくて大部屋へ移動できる入院患者さんがいれば調整して部屋を空けることもできるかもしれないが、夜間のため人手が少なく今すぐにはできない。

が、市内の他の病院でも受け入れてもらえない、もっと大きな病院へはもっと重症の患者さんが優先されるのでそちらへ紹介するわけにもいかない、なので、普通なら点滴1本くらいしかやらないのだが2本打たせてもらってその後一旦帰宅してもらい、翌日どうしても具合が良くならなければ日中外来で来てもらってご相談くださいとのこと。

日中なら人出もあるし先述の部屋の確保ができる「かも」しれないので。

 

というわけでなんとかそこの病院で手当てをしてもらえることとなり、ようやく病院内のベッドへ。

移るといけないのでわたしはベッドそばではなく廊下で待機。

書類を書いたり、看護師さんから健康診断でひっかかってるところはないかとか聞かれたり。

健診の結果や、当日の症状の経過など、本人が苦しくて受け答えできないなか、LINEでやりとりしていたものが残っていたのでそれで答えることができたのでほんとLINEやっとくもんですね。

時間も出るし、主人からの報告が役に立ちましたよ。

 

点滴を始めると、「胃が痛い、気持ち悪い」と連呼していた主人も何も言わなくなり、痛み止めが効いたのかうとうとできている様子。

待っている間、看護師さんに「お子さんとか大丈夫?」って聞かれて、ん?子ども?心配するほど小さくはないが?と思いながら「高校生なので大丈夫です」って答えたけど、あれって多分、「具合悪くなってないのか」の確認だったんですよね(笑)。

そのあと改めて「奥さんやご家族は具合悪くなってないですか?」って聞かれた気がしますもん。

その流れで、胃腸炎が流行っている話と、「奥さんが具合悪い」って、小さいお子さんを抱っこした旦那さんが奥さんを連れてきたけど、その人が一旦帰ったあと、「今度は自分が具合悪くてだめだ」って来た人がいましたよー、なんて話も聞いたり。

 

点滴は1本1時間強かかるというのでわたしは暇してたのですが、看護師さんが明日受診して検査とかしてもらってくださいね、とおっしゃるので、ああこりゃー明日仕事休みもらわないとだめだなーと覚悟を決めまして、店長へ連絡入れたりしておりました。

それから、心配している娘と鬼のような数のLINEをやりとりしまして。

いやー、楽しかったですねぇ。

娘とメールやLINEするのって、なんであんなに楽しいんでしょうね。

旦那が苦しんでいるというのに、薄情な嫁です(笑)。

 

さて、点滴は2本との話でしたが、小さいのがひとつと、大きい(500㍉)のがふたつ、していただけたようでした。

点滴が終わると主人もだいぶ普通に歩けるまでに回復しており、入院できない代わりに頓服の痛み止めと吐き気止めを処方してもらって夜中12時頃に病院を出てきました。

行くときは横になって車に乗ってきた主人も、帰りは普通に腰掛けて乗ってこれました。

点滴バンザイ。

 

家に着いたのは12時半前。

ありがたいことに、ばあちゃんが翌日分のお米を研いでくれてました。

娘のお弁当があるからね。

そう、翌朝4時半頃起きですよ、わたしは。

なので、もうすぐに寝たい。

お風呂もパス、夕飯もパス。

1食くらい抜いたって死にはしない。

そして空腹で寝られないという感じでもない。

翌日仕事休みにしてもらったし、翌日できることは翌日にまわし、とにかくその夜はすぐに寝てしまいました。

 

あ〜、主人もわたしもお疲れ様。

よりによって仕事も忙しくて疲れた日だったんだよなぁ…。

 

と、だいぶ長くなってしまったので、翌日月曜の様子はまた次回にしたいと思います。(けっこう時間が経ってしまったので、もういいや!って書かないで終わる可能性も多分にあります、そんときはごめんなさい)。

 

最後まで長文お付き合い頂きありがとうございました。