だんなさまに注文していたコミックが、
今日おうちにやってきました。
だんなさま、ありがとう。
幻の雑誌「かわいい!」に連載されていた
飼い猫との生活を愉快に描く「ゆずとまま」の完結編。
「完結編」の意味するところは…。
ずっと
著者である須藤真澄さんのホームページをのぞいておりましたので、
経緯は知ってました。
なので、
実際コミックの中でそのエピソードの部分になると、
まだまだ全然悲しいところではないのに
涙があふれてきてしまいました。
表題作である「長い長いさんぽ」のおはなしでは、
ずっと泣きっぱなしです。
なのに、
時々笑ってしまう。
う~ん、
ゆずとままであればこそなせる業哉。
あまりにも泣けて仕方ないシーンばかりが続くので、
読むのもエネルギーがいりました。
また読みたいけれど読むことができない。
そんな一冊になってしまいました。
でも前半はいままでの作品同様、笑えるかわいいまんがですのよ。
それにしても。
ここまでの愛情をそそぎ、
またこれだけの悲しみを経験したというのに
一周忌にあたる日には一部始終を本として出版してしまえる須藤氏のすごさ。
素晴らしいですね。
よくできたものだと思います。
きっとこの本を書くのはとてもとても大変だったことでしょう。
すごく辛くて、すごく悲しくて、
もしかすると思い出したくないことだったかもしれない。
いや、忘れちゃいけないこと、
忘れたくないこと…。
いろいろな思いが須藤氏の中で交錯していたことが、
よくわかる作品です。
読んでいるこちらの胸も痛い。
痛い。
痛くて悲しくてそして微笑ましくて…。
ゆずのキャラクター、
そしてゆずを愛したままたちの愛情に救われるお話でした。
ゆず、
ずっとかわいがってもらうんだぞ。
(ちなみにゆずはねこです)
aisbn:4757725949長い長いさんぽ ビームコミックス