気ままに生きるきさらぎの暮らし

ウェブリブログに書いていたものをブログタイトルを変更してお引越ししました。雑記ブログです。

二つの愛の物語

浜田省吾の楽曲を基にした

二つの短編映画が公開されていることを、

一体どのくらいの方がご存知でしょうか。

この情報を初めてきいたとき、

予算もないし仙台まで行かなくちゃいけなくなるし

今回は残念だけど見に行けないな

と思っておりました。

しかし。

さいたまのライブファイナルに結局行ってしまったように、

またでかけてしまいました。

はい、だんなとふたりで…。

この雪なので地元を朝から出発して、

13時からの上映を見てきました。

行き帰り高速にのり、

食事もサービスエリアでして

やっぱり外に出るとお金がかかるものです…。

会場は「仙台メディアテーク」というところで、

図書館が入ってたり前衛的な(?)デザインの建物で

「現代美術」が集まってるような印象を受けました。

なんかエレベーターも三箇所に並んであるし…。

どれに乗ればいいのか迷いましたよ、正直。

待っててもとまってくんないし、結局別のエレベーターに乗ってみたりして。

ミニシアター前に着くともう何人も入り口に列を作っていて、

軽く衝撃でした。

まさか並んで待っている人がいようとは…。

着いた時間がちょうど開場の時間だったので

みんなぞろぞろ中に入って行ってるところで。

シアター内では浜田省吾の曲が流れててまたちょっとびっくり。

まぁ浜省の歌がベースになってるから、

当たり前っちゃー当たり前なんだけど、

予想してなかったもんで。

一本目と二本目の間に休憩が入るのも

ライブと同じで笑っちゃった☆

空席もかなりあったけど、

一本目の「I am a father」はなんだかじーんときてしまうお話で…。

ライブやDVDではプロモ(?)見てたのであらすじはわかってましたが、

本編を見ると細々(コマゴマ)した設定や話の流れがはっきりして、

子供の自然なかけあいも面白かったし

何より感動しました。

いや、PVもそれなりに「ああ父親だなぁ」って思うようなストーリーなんだけど、

やっぱり一本の映画として見るといいもんですね。

父親の帰りを待つ兄弟、子供を心配する母親、仕事のトラブルに向かっていく父親…。

そして兄弟と父親がやっと対面できたとき、

「こどもって、いいなぁ~」

と思いました。

多分皆家族のつながりに感動してたとは思うんだけど、

わたしの場合

「こどもがいないと、こういうふれあいもできないんだよなぁ~」

なんていう思いがますます涙をあふれさせてしまって。

まぁ今回はそれで落ち込んだとかどうとかではなく、

こどもってかけがいのないものなんだなぁと感じました。

それに恵まれないからどうってことではなくて。

もう一本は「Thank you」という曲をもとにした「君と歩いた道」。

寡黙で人を寄せ付けようとしない、

どこか悲しげではかなげで美しい転校生の少女に惹かれる少年を描いたものです。

想いはあっても伝えられない、表現できない思春期の頃。

忘れてしまったピュアな心を、

澄んだトーンでつづっていきます。

言葉では表さなくても、

深いところでは何かが届いていたんだなということがわかる別れのシーン…。

心が洗われますねぇ。

そして5年後の二人の様子で雰囲気はがらりとかわり、

少女は生きていくために、

少年は夢を叶えるために、

「Thank you」のメロディにのって一生懸命な姿が。

こちらの映画では泣きはしなかったけれど、

ストーリー性のある楽曲によって映画ができてしまうことの可能性に驚きました。

どちらかというと

ライブで見た「君と歩いた道」という曲のバックの映像の方が映画化してほしかったけど…。

でもあれはあれであの時間内でまとめたものだからいいんでしょうね。

帰り、さんざん悩んだ挙句

グッズの携帯ストラップを購入してきました。

だんなの携帯にはこの間のライブのストラップがついているので、

今回のは私の携帯についております。

あんまり女の子らしくない携帯になっちゃったけど…

浜省ファンとしては嬉しい携帯になりました♪