気ままに生きるきさらぎの暮らし

ウェブリブログに書いていたものをブログタイトルを変更してお引越ししました。雑記ブログです。

高校受験、30年前と色々変わりましたねぇ

世の中は卒業シーズンを迎えておりますが

地元ではもうすぐ公立高校の受験日がやってきます。

そんな中、先日娘の学校で中学2年生の保護者向けに進路の方向性をどう決めていくのか?の説明会がありました。

私が高校受験したのなんてもう約30年も前。

制服のデザインや、私立高校の名称なんかが変わったのは見た目でわかりますが、今の高校受験制度がどんな感じなのか?全く知りませんでしたので、興味深く聞いてまいりました。

 

まず、受験当日の試験の成績で合否が決まるのは周知の事実とは思いますが、中学3年生のときの評定=内申点(通知表の成績)も結構な割合で関わってくるとのこと。

学校によって評定:試験の比率が3:7から5:5までと幅がありました。

当日の試験が同じ成績でも受ける学校によって合否が変わってきてしまう可能性があるようでした。

また、評定+試験の点数で純粋に下位の受験者から振り落とされていくわけではなく、数点の差であれば内申書(調査書)の評定以外の内容(活動の記録)や面接で合否を決めるとのこと。

私が学生の頃はこんな詳しい説明はしてもらえなかったなぁ。

今回の説明会の内容は同日昼間に子どもたちも学習してるんですよ。

しかも公立高校、私立高校それぞれのおおまかな学費とかまで…。

自分のやりたいこと行きたいところ、家庭の状況なんかも考えて進路希望を決めなさいねって指導されてる。

昔の先生は子供の学力やなんかを加味して「ここがいいんじゃないか」って先導してくれてましたが、今は先生はアドバイザー的立場で関わっており、進路を決めるのはあくまでも本人と家族の意向なんだとおっしゃってました。

自分のことを振り返ると、特に学校を調べるでもなく、自分の成績で入れるところ(公立に限る)、また、私には姉がいましたので、姉の行ったところ、とぐらいしか考えておらず、何か目的があって学校を決めたわけではなかったですね。

まぁそんなだから2ヶ月しか通わずに終ってしまったのかもしれませんが…。

その志望校については、先生から止められも勧められもしなかった気がします。

学力的には問題なかったんだろう(苦手科目の補習みたいなのは受けましたけどね)し、中学は休みがちでしたが、遠い高校に進学して通い続けられるのか?聞かれた記憶もありません。

まぁ単に忘れてるだけかもしれませんけどね。

中学の頃の記憶ってほんと色々抜け落ちてるんですよね。

私だけかな。

 

また、推薦入学制度についての説明もありました。

推薦入試なんて縁のない生活でしたので、知らないことだらけでしたね。

推薦してもらうには学校毎に評定の基準が設けられていてそれをクリアできなければ駄目ですし、学校長からの推薦私立高校の自己推薦公立高校の自己推薦と種類もある。

私立高校はまだいいのですが、地元の公立高校での自己推薦となると、自分で「願書」も「自己推薦書」も作成しなくてはならず、これが結構大変なんだという話でした。

また、公立高校の自己推薦はうまくいかなかったときの本人のダメージが大きく、一般入試に再挑戦できるチャンスが残るとはいえ、再度気持ちを立て直して勉強の遅れを取り戻さなければならずハードであるというデメリットも。

推薦入試もいいところばかりではないんですねぇ。

 

その他、ここ数年の受験関係の日程や手続きについての説明もありました。

今年度から公立高校の入試日が数日早まり、感染症などで受験が叶わなかった生徒向けに救済の受験日程もできたと。

我々の時代から綿々と受け継がれてきた伝統の「県立高校入試は3月10日」がいよいよ覆されました。

更にコロナ禍ということもあり、面接を実施する学校が減っているそうです。

これはコロナが収束すれば復活するかもしれないとのことでした。

また、WEB出願が導入されているそう。

ほとんどの私立高校はWEBになってるんですって。

時代ですねぇ。

それからこれは一番の驚きだったのですが、私立高校を併願(公立高校も受験する)で受験した場合、合格すると公立高校の受験日を待たずして一時金を納入しておかないと公立の選抜に漏れた場合に私立高校に入学できなくなるという意地悪な(?)制度。

これがなんとほとんどの私立高校で無くなっているというではありませんか!!!

と、喜んだのも束の間、うちの娘が受験を考えている高校は唯一その制度が残っているところでした。

残念。

なんとか来年度なくなってくんないかな。

その高校、WEB出願も対応してないんだよな。

時代遅れって言われちゃうぜ?

(ちなみに私立大学の付属高校です)

 

あとは四月からの三者面談や進路相談会などの日程の説明。

受験生ともなると、親も先生と密に連絡取り合わないといけないみたいですねぇ。

三者面談…一回目は夏休みか…。

どんなことになるやら。

 

少子化の中で、来年度公立高校で定員の減る学科もあるようです。

添付されてた資料見ると今年度の志願倍率1超えてるのになぁ。

厳しいですなぁ。

 

我が家は経済的な理由により公立高校以外考えてはいませんが、万が一合格できなかったら…。

私立高校の授業料は年間約40万くらいなんですって。

そこにプラス施設費とかかかってくるけど、近年は補助金もあるそうなので結果そこまではかからないだろうと先生はおっしゃってましたが、公立高校の年額約12万に比べると…やっぱりなんとか公立に合格してもらわなくちゃ!

 

よりレベルの高い学校で、好きな吹奏楽をやりながら、厳しすぎない課題をこなして、有意義な三年間を送ってほしいものです。

どうか私みたいにリタイヤしませんように…。

 

 

山形県内のお話です